職業：政治・法律・公務員系
裁判官
刑事裁判においては検察官と弁護士、民事裁判においては原告(裁判を起こした人)と被告(裁判を起こされた人)、裁判官は双方の主張または提出された証拠などを元にあくまで厳正中立な立場で法律に基づいた判決を下す。刑事裁判で有罪と判断した場合には、犯罪の軽重、違法性、情状酌量の余地があるか否かも含め、その量刑を決定する。また逮捕状、捜索令状の発行も裁判官の仕事である。
弁護士、検察官と同様に、数ある国家試験の中でも最難関といわれる「司法試験」の合格が、裁判官の必須条件である。近年の訴訟増加や裁判の迅速化などの要望を受けて、現在、司法制度の変革が進められており、2006年より新司法試験が、2011年より予備試験が開始される。新司法試験の受験資格は、法科大学院課程終了または予備試験合格となっており、今後は、大学の法学部卒業後、法科大学院(ロースクール)へ進学し、司法試験をめざすのが一般的になるとみられている。





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